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ドキュメント「現在進行形」 > とくぞうさんの家・3

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vol.3 秋山先生との初打合せ。

2005年5月初旬のある日、私は妻とふたりで地元JR駅の改札口にいました。そこである建築家を待っていたのです。そうです、私たちは自宅の設計を、フォルクスAを考案、開発した秋山東一先生にお願いしてしまい、今日は先生に初めてお会いして、わが家の敷地を見ていただく日なのです。

すでに先生とはメールでやり取りをしていて、私たちの要望はお伝え済み。本当に引き受けていただけるのか、最初は不安でしたが、快く引き受けてくださいました。早速そのことを義理の姉に報告すると、姉はビックリしていました。OMソーラーにとどまらず、日本の住宅を変えてしまったようなエライ先生なんだよ、と、OMユーザーである義理の姉はさすがに事情に詳しく、少し興奮気味に教えてくれました。

そんな話を聞いて、私たちにはちょっと分不相応かなという不安もありましたが、ここまで来たらもう引き返せない、あとはお任せするしかない。そう思いながら新幹線の改札口で待っていました。

待つこと30分。先生が改札口に降りてこられました。Webやパンフレットで拝見していた、そのままのイメージです。緊張しながらも声をお掛けしてご挨拶。すると「あ、とくぞうさん?どうもどうも、秋山です」と、とても気さくな方で、私たちの緊張も一瞬で解けてしまいました。

自宅敷地までの車中、いろいろお話をしました。フォルクスの発表当時のお話、ブログに書かれている数々の話題など。趣味と興味の幅が広いというか、実に多才で博学な方だなあと感じました。

私たちが伝えたプランニングの要望は、

  1. 奇をてらったようなデザインではなく、周辺の景観に溶け込むような外観
  2. 8人家族、2世帯ではあるが共用できる部分は共用し、なおかつプライベートも確保できるフレキシブルな空間
  3. キッチンの半分は仕事場になる
  4. 家族の成長に合せて間取りの変更がしやすいプラン
  5. 予算は○○円

の5つです。

そんな話をしながら自宅に到着。「まあ、任せなさい、カッコいい家ができるよ」と先生は仰りながら敷地とその周辺をのデジカメでパチパチ撮っています。

わが家の敷地は、眼前に山や川が見えて環境は悪くないのですが、三叉路の交差点の角地にあり、敷地自体は80坪ほどあるものの、ひし形と四角を合わせたような変形敷地です。

それからもう1つ、大きな課題で自動車が4台。先生も「え?4台?う〜ん」と唸っていました。この難条件を「巨匠」がどうさばいてくれるのか?期待と不安でいっぱいで す。

ひととおり敷地のチェックを終えた先生からは、

  1. 若夫婦家族と父母の生活スペースは分けた方がいい
  2. 料理教室をするなら大人数で参加できるアイランド型キッチンがいい
  3. 広い南面(何と30m!)の間口を利用して、太陽の恩恵を存分に受けられるように
  4. 娘さんたちに個室は与えず、成長にあわせて間仕切っていけばよろしい

と、敷地を見てその所感を述べられていました。もう1つ、「できるだけ自分達でやれることは自分でやんなさい、その方が楽しいし、家のこともよくわかるし、コストも下がるよ。できないことはプロに任せればいいんだから」とのこと。ブログなどで 先生が主張されている「知的セルフビルド」「ハーフビルド」のことですね。

こうして、第1回目の打ち合わせは終了。「考えがまとまったら連絡いたします、では。」と、先生は次の打ち合わせ場所へ移動されていきました。あわただしくも充実の時間を過ごせた気がします。あとは、プラン完成の連絡を待つのみとなりました。

2006年1月30日掲載

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