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ドキュメント「現在進行形」 > とくぞうさんの家・4

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vol.4 基本プラン完成!

前回は秋山先生に設計プランをお願いしたところまで報告しました。

それから待つこと1ヶ月。ついに先生から連絡がありました。待望のプランができたのです。OMソーラーにしよう、フォルクスAにしよう、設計こそ一番大事、と夫婦で決めてから早くも半年が経とうとしていました。

打合せ当日。私の勝手なイメージでは、A1サイズか何かの用紙に家の図面が描かれているのだと思っていました。ところが、先生は何も持っていません。「???」と思っている私の雰囲気を察したのか、 先生は自らの頭を指さして「貴方の家のプランは私のココにあるのです」と仰り、おもむろに鞄から方眼紙を取り出し、「では、行きますか」とシャープペンで図面を描き出しました。

そう言えば、OMのパンフレットで秋山先生に設計を依頼したエピソードを読んだことがあります。そこには確か「画家のようなタッチで図面を…」とありました。

今、私の目の前でまさに1軒の家の図面がフリーハンド(ゴットハンド?)で仕上げられていきます。そのタッチと言ったら、それはもう本当に画家のようです。ただただ感心してみている私のことなど 先生は一切気にせず、集中して図面を仕上げていきます。

そして待つこと40分。「はい、できました」と言って、4枚のA4サイズの方眼紙を私に向けて机の上に置きました。秋山先生が目の前で図面を書いてくれたことにも大感激だったのですが、その図面を見てびっくり。私が想像していたようなプランとはずいぶん違った提案がそこにありました。

目の前で描かれた秋山先生のプラン

二世帯ということで、私は小屋裏3階建てか2つの連棟を想像していたのですが、図面では6m角の総2階の私たち家族のスペースに、両親のスペースである平屋 (下屋/ゲヤ)がくっついています。わが家のキッチンは2階にあり、ワンルームで2階リビングが構成されていました。予算を絞るために小さな家にしながらも、プライベートが確保されたプラン、という印象です。

このファーストプランだけで、秋山先生にお願いして本当によかったと思いました。ただデザインがカッコ良いというだけでなく、このプランには全てにその根拠と理由があり、いちいち納得してしまいました。例をあげるとこんな具合です(図面があるとわかりやすいのですが)。

  • キッチンとリビングは、両親は1階(平屋部分)、私たち家族は2階、として離している。…料理教室で賑やかになっても、両親は静かに過ごせます。
  • ベースは小さく「606」を採用…娘3人が15年後に家を離れていくことを考慮。
    ※606…フォルクスAのベー ス。奥行、間口がともに6メートルです。
  • 玄関に入った時、正面、左右の視線が外まで抜けている…狭さを感じさせない。
  • リビング、ダイニングを大きな縁側のように捉えたプラン…小さな家の南面を最大限に活用し、日当たりのいい空間を実現。
  • 動線上でなるべくお互いの視線が合わないような部屋の配置…プライバシーを適度に確保。

実はあまりにもサラサラ書き上げるのを見て、私は思わず「今お考えになったんですか?」などと失礼なことを聞いてしまい、「いやいや、ここまで来るのに1ヶ月かかりましたですよ」と言われて恥ずかしい思いをしました。

先生にお礼を述べて、弾む気持ちを押さえながら帰宅し、妻に早速その図面を見せました。妻は割と冷静でしたが、「ウン、これでいい、このまま進めよう」と言い、わが家の 家づくりはここから更に加速していきます。

2006年1月30日掲載

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