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換気

掲載:2005年11月4日

換気のイメージ

「OMソーラーシステムの最大の特長は、暖房しながら換気していること」。これは、OMソーラーの考案者・奥村昭雄の言葉です。OMソーラーは、集熱時、常に外気を取り込 むため、自動的に換気が行われているのです。

では、換気はなぜ必要なのでしょうか。換気の大切さや換気にまつわるお話・会員さんの声をまとめてみましたので、ご覧ください。

換気について

室内の空気は、意外と汚れている。

人間の1時間の呼吸量

室内に入り、「ムッとする」「ジメジメしている」「気持ちよくない」と感じることは、多くの人が経験していると思います。その原因は、「空気の汚れ」です。

空気の汚れの原因としては、「余分な湿気(結露やダニ・カビの原因)」「ガスレンジ、ストーブといった燃焼器具」「芳香剤、タバコなどの生活用品」「建材や家具(ホルムアルデヒド や揮発性物質が発生)」などがあり、常に酸素を吸って二酸化炭素を吐き出している人間もまた、汚染源の一つです。

人間が1時間に必要とする空気の量は、約20〜30m3といわれています。30m3といえば、ほぼ6畳一部屋分の容積です(縦3.6m×横2.7m×天井高3m)。

普段から、家全体に自然の空気を回すことで、人と家に健康な室内環境をつくることが大事であり、換気を考えるときも、人が長くいる場所、大勢集まる場所に新鮮な空気が入ってくるように心がけたいものです。

昔の家は、すきま風が換気

換気、換気と言われるようになったのは、実は最近のことです。

昔の家は、すきま風が吹き込んで、自然に空気が入れ替わっていました。空気質のための換気よりも、すきま風による寒気(かんき)のほうが問題だったのです。そこで、それを防ぐために工法(軸組から大壁へ)・窓(アルミサッシュの普及)・外内装材(新建材の多用)など、すべてにおいて日本の住宅の姿が変化してきました。さらに、寒気が入ってこないように建物の隙間を埋める、高気密住宅へと進化してきました。

暖かさのために高気密は大切なことですが、すきま風がなくなった分、どこかで新鮮な空気を入れたり、空気の汚れを出したりする工夫や手法が必要になりました。しかし、その必要性と重要性が言われるようになったのは、室内空気質やアレルギーといった、とても重大な問題が起こってからのことでした。

換気量を確保しよう

換気は、次のような大切な役割を果たしています。

  • 余分な湿気の排出によって結露を抑え、カビやダニの繁殖を抑える。
  • 人からの臭気、二酸化炭素、アンモニアなどの濃度を下げる。
  • 燃焼器具による二酸化炭素、一酸化炭素、窒素酸化物、炭化水素類、水蒸気などを排出する。
  • ペットや生活用品による臭気・揮発性物質の濃度を下げる。
  • 建材や家具によるホルムアルデヒド、揮発性物質などの濃度を下げる。

「気持ちよく暮らしていく」ためには、温熱環境はもちろんですが、「換気」という要素もとても重要なのです。

高気密化が進んだ現在の日本の住宅は、かつてのように自然任せで換気量を確保することはできません。設計の段階で換気計画を考え、実際の生活の中でも、住まい手のみなさんが意識的に調整する必要があるでしょう。
なお、OMソーラー協会では、ベース換気(通常の換気回数(※))は、冬0.5回/h以上、夏0.5〜1.0回/h以上はほしいと考えています(建築基準法では、住宅で0.5回/h以上が基準とされています)。

換気回数…換気量を、1時間に室内を換気する回数で表すものです。求め方は、1時間あたり換気量〔m3/h〕を、家全体の容積〔m3〕で割ります。単位は 〔回/h〕。

OMソーラーが目指している換気

OMソーラー集熱と換気のしくみ

換気には、「強制換気」と「自然換気」があります。強制換気とは、機械設備を用いるもので、誰もが手軽に換気量を確保できます。その一方で、設備購入費用や電気代の使用、故障の可能性がつきまといます。

OMソーラーの家づくりでは、すべてを機械換気に任せるのではなく、本来の「家の隙間はほどほどという程度で少なくし、そのかわりに、窓などの開口部や換気口を用いて通常の換気を計画しよう」という考え方を大切にしています。

事務局より

OMソーラー協会では、 自然換気でどれだけ換気できるかを数値計算や実測で予測・検討し、設計に生かすことで、できるだけ機械に頼らない換気をお勧めしたいと考えています。

たとえば、一般的な気密住宅において計画的な自然換気に必要な換気口の数(換気口の大きさ・直径150ミリの場合)をOMソーラー協会で検討した結果、 以下の数くらいはほしい、ということになりました。

  • 冬:4個(上下階に2個ずつ、季節風を除けた位置に設置する)
  • 夏:6個(上階の両妻壁に2個ずつの計4個、下階に2個を季節風が通る位置に設置する)+窓を開ける

これから家づくりを考えておられる方は、換気計画の際にご参考ください。

会員のみなさんの声

換気をテーマに寄せられた会員のみなさんの声を集めてみました。
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OMの家づくりにおける24時間換気

2003年夏に建築基準法が改正され、シックハウス対策の一環として24時間機械換気が義務づけられました。OMソーラーの家づくりにおける対応方法をご紹介しています。

 換気は今どうなっていますか?

暖房と換気

「暖房をしながら換気をする。」このOMソーラーの特徴について、住まい手のみなさんや、設計者の方々がさまざまな角度から意見・感想をくださっています。

 設計者からみたOM

 ハイブリットソーラーってご存知ですか?

換気計画

人が健康に生活するには、一般に一時間で屋内の空気の半分が入れ替わるだけの換気が必要だと言われています。家づくりの際も、計画的な換気についてお考えください。

 換気について

ご注意ください

気密性の高い住宅(フォルクスAを含みます)での開放型ストーブ(燃焼器具)の使用は、換気に十分な注意をしないと燃焼効果が落ちたり、一酸化炭素中毒を起こす原因になります。くれぐれもご注意を。

 暖房でわが家思案中

OMソーラーの家での喫煙

OMソーラーの家での喫煙家の暮らし方やちょっとした工夫を、千葉県のミミさんがご紹介くださっています。

 OMの家での喫煙家の居場所はどうしてますか?

 OMの家での喫煙家の居場所

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