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太陽の「熱」

掲載:2005年12月26日

室内に降り注ぐ太陽

寒さの厳しい季節となりました。晴れた日の日差しが心地よく感じられる季節でもあります。

OMソーラーの床暖房の熱源となっているのも、この太陽の温かさ。晴れた日に干した布団や、ぽかぽかとした縁側の温かさとよく似ています。今回は、太陽の「熱」をテーマにまとめてみました。

太陽の「熱」について

太陽の、熱と光。

太陽

太陽エネルギー利用には、「太陽光利用」と、「太陽熱利用」の2つの方法があります。

前者は、「太陽光発電」など、太陽電池を使って光エネルギーを電気に変換し利用 します。後者は、太陽の熱で空気や水を温める方法で、OMソーラーも、この技術の一つで す。OMソーラーの場合、屋根で集めた熱を空気に伝え、その暖かい空気で床暖房をしたり、水をお湯に変えたりします。つまり、

太陽光発電=「電気」というエネルギーを得る →その上で何かに使う
OMソーラー=「暖房」「給湯」というニーズを満たす

と言い換えることができます。

この善し悪しは一概には比べられませんが、光を電気に変換し、暖房器具を使って太陽エネルギーを利用する太陽光発電に比べ、熱をそのまま利用するOMソーラーは、とても“単純なしくみ”と言えます。また、太陽光発電は、電気を作り出す「設備」であるのに対し、OMソーラーは「建築的な方法や工夫」がともなう「家づくり」であると言えます。

「熱」というエネルギー

私たちの身近には、さまざまなエネルギーがあります。

エネルギーとは、一言で言うと「何かをする能力」です。その能力は、エネルギーの種類によって差があり、能力の高いエネルギーほど、さまざまな仕事ができます。

たとえば「電気」は、もっとも能力の高いエネルギーです。洗濯機や掃除機を動かしたり、テレビや冷蔵庫、エアコンを働かせるなど、さまざまな仕事をすることができます。一方、能力の低いエネルギーは「熱」です。温めることしかできません。

私たちの身の回りには電化製品があふれ、電気のおかげで 便利な生活を送っています。それは、電気が能力の高いエネルギーであり、さまざまな用途や方法で利用できるからです。

ところが、何にでも使えるからと、どんな用途にでも使い出すと、想像以上にエネルギーのムダ遣いをすることになります。たとえば、 「電気ストーブ」は、最終的に消費する電力量の3倍以上のエネルギーを製造から輸送の間に失っているといわれています(発電の際のロスや送電線によるロス)。

一般的に、家庭用エネルギー消費のほとんどは低レベルといえる熱エネルギー(給湯、暖房、冷房)が占めていると言われています。OMソーラーの家づくりは、“そんな低レベルなエネルギー用途に高度なエネルギーを使うのはもったいない、できる限り太陽の熱エネルギーという自然の力を使いたい”という考え方です。

OMソーラー協会サイト「もったいない!」

太陽熱利用のメリットとデメリット

太陽熱利用のメリット・デメリットをまとめてみました。

【メリット】

無限でクリーン。自給も可能。

石油や電気をわざわざ使わなくても、晴れていれば暖かさが得られます。太陽熱は、資源が乏しい日本でも各家庭で自給できるエネルギーです。加工や輸送にともなう環境負荷もありません。

環境負荷の低減

暖房や給湯にかかるエネルギーをできる限りまかないます。OMで賄える暖房エネルギーは、土地の気象や建物の仕様(断熱・気密)、また要求される室温などによって異なりますが、年間で30〜60%に達することもあります。また、春から秋にかけて、一日あたり約300リットルのお湯が採れます。

自然な暖かさ

機械では作り出すことが難しい、自然な暖かさが得られます。この暖かさを建物のしくみを利用して取り込むOMソーラーでは、「頭寒足熱の低温暖房」や、温度差の少ない広々とした空間づくりが可能です。

【暖房機器によって異なる室内の温度分布を熱画像で比べてみました。】
エアコンを設置した室内 エアコンの熱画像

エアコン(天井埋め込み型)を付けた場合の室内の写真と温度分布図。暖かい空気は上昇するため、室内の下の方は温度が上がっていないことが分かります。

OMソーラーの室内 OMの熱画像

床暖房(OMソーラー)をした場合の室内の写真と温度分布。温度は高くありませんが、室内全体がほぼ均一に暖かくなっていることが分かります。

【デメリット】

気象条件に左右される

気象条件に左右されるため、毎日安定したエネルギー源として利用することは難しいという一面があります。

OMソーラーの家づくりでは、太陽熱を「使える時は使い、使えない時は機械に頼ろう」という考え方から、OM補助暖房やエアコン、こたつなどの一般的な暖房器具との併用をお勧めしています。

VoiceナビVol.1「補助暖房」

事務局より

ひまわり会では、2006年1月より「わが家のエネルギー」のコーナーを開設し、会員のみなさんの日々のエネルギー使用量の実態や暮らしぶりを募集・ご紹介していきます。太陽の熱で、どの程度のエネルギーがまかなえるのか、といったこともデータとしてご紹介していけたらと考えています。

「エネルギー」というと難しく聞こえがちですが、日々の電気やガスの使用量を違った角度から見てみよう、というものです。実際にグラフや表にしてみると、予想外におもしろく感じることができるかもしれません。どうぞ、お気軽にご参加ください。

わが家のエネルギー

会員のみなさんの声

床暖房のことやエネルギーのことをテーマに寄せられた会員のみなさんの声を集めてみました。
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床暖房のこと

冬の暮らしについて、会員のみなさんが各家庭の状況をご報告くださっています。

 11月末の室温報告

太陽との付き合い方

冬場は晴れることが少ない北陸地方にお住まいのみなさんが、太陽との付き合い方や補助暖房の稼働状況をお知らせくださっています。

 北陸地方での暮らし

エネルギーのこと

日々の生活に必要不可欠である一方、きちんと向き合っていかなければいけない電力のことについて、とてもためになるお話が展開されています。また、エネルギーについては過去に会報誌『soleil38』でも特集しています。ご覧ください。

 電化住宅と環境

 『soleil』バックナンバーのページ

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