|
Voice to Voice > Voiceナビ:家庭で使うエネルギー家庭で使うエネルギー掲載:2007年1月16日 ![]() 電気、ガス、灯油など、 私たちの身近にはさまざまなエネルギーが働き、私たちの生活を支えてくれています。 エネルギーについては、地球温暖化や環境破壊、資源の枯渇など、さまざまな問題や捉え方があると思いますが、今回は、私たちにとってもっとも身近な「家庭で使うエネルギー」について簡単にまとめてみました。 毎日の暮らしの中で、エネルギーについて考えるきっかけにしていただければと思います。 家庭で使うエネルギーについて増え続ける家庭用エネルギーまず、エネルギーは、その使われ方によって大きく3つに分けられます。
家庭で使われるエネルギーは、「民生部門」に分類されます。それぞれの家庭で使うエネルギーは、産業部門や運輸部門に比べると「微々たるもの」という印象があるかもしれません。ところが、今もっとも注目され、見直しが求められているのがこの家庭用のエネルギーです。
右グラフで部門別にエネルギー消費動向を見ると、2度の石油ショックが起こった1970年代以後、もっともエネルギー消費が大きい産業部門では省エネルギー化が進むとともに、省エネルギー型製品の開発も盛んになったことから、経済成長を一定にしながらもエネルギー消費はほぼ横ばいで推移していることが分かります。 一方、ほぼ倍増しているのが、家庭用のエネルギーを含む民生部門と、運輸部門です。 産業・民生・運輸の割合は、石油ショック当時、4対1対1であったものが、2004年度には2対1対1と変化しています。 家庭用のエネルギー消費の増加は、生活の便利さ・快適さを追求する私たちのライフスタイルの変化や、世帯数の増加、高齢者比率の上昇などの影響とされています(家庭部門のエネルギー消費は、「世帯当たり消費量×世帯数」)。 また、運輸部門の増加の一因にも、家庭で使う乗用車の保有台数が増えたことが考えられるなど、各家庭でのエネルギー消費は、全体のエネルギー消費に大きく影響を及ぼしています。
これらのことから、一人ひとりの「ちょっとしたこと」が、社会全体で取り組むととても大きな効果になる、ということが言えます。 たとえば、家庭用の消費電力のうち、待機電力(待機時消費電力=家電製品などで、その主機能を使用していない状態、もしくはリモコンなどによる操作待ちで、定常的に消費する電力)が占める割合は年間約10%とされています。つまり、使っていないのに使われている電気が1割もあるのです。 テレビは主電源から切る、コンセントを小まめに抜く、待機電力をカットできる省エネタップを使うなどの些細なことでも、一人ひとりが気をつけることでエネルギー削減には大きく貢献できそうです。 エネルギーは、家庭でどんなことに使われているか。全体のエネルギー消費の31%を占めている「民生部門」は、家庭部門と業務部門から構成されています。このうち家庭部門は、暖房・冷房、給湯、動力・照明など、家庭内で消費するエネルギーのことで、民生部門の42%を占めます。
1973年度の家庭用エネルギー消費量を100としたとき、2004年度は212。第一次石油ショック当時に比べて、現在の家庭では2倍以上のエネルギーを消費しています。 もちろん、家電機器も、産業部門と同じように省エネに配慮した製品が登場するなどして伸び率自体は鈍化傾向にあります。ただ、機器の大型化・多様化が進んでいること、また、世帯数が増えていることなどから、全体としてまだまだ増加傾向にあるようです。
では、各家庭では、どのようなことにエネルギーが使われているのでしょうか。 家庭で使うエネルギーを、5つの用途に分け、それぞれの使用割合を表したのが、右のグラフです。グラフから、家庭用エネルギーのうち、暖房と給湯が半分以上を占めていることがわかります。 なお、1965年度におけるそれぞれの割合は、給湯(34 %)、暖房(31%)、動力・照明(19%)、厨房(16%)、冷房(0.4%)の順でした。変化の要因には、家電機器の普及・大型化・多様化や、ライフスタイルの変化にともなう動力・照明の増加などがあげられ、相対的に暖房と給湯の割合が減ったとされています。 以下のグラフは、家庭で使われるエネルギーの元が、何で構成されているかを表したものです。グラフから、エネルギーの半分近くに電力が使われており、電力の消費量は1965年当時と比べると4倍に伸びていることが分かります。
エネルギーが出来るまで。エネルギーをつくる過程にも目を向けてみます。たとえばシャワーのお湯が欲しいとき、「高度エネルギー」とも言われる電気を用いるとすると、まずは原料を採掘、精製、貯蔵、輸送するところからスタートします。 そして、原料を手に入れて家庭に届けるまでには、さらに下のグラフのような工程をたどります。火力にしても、原子力にしても、太陽光や風力などの自然エネルギーを用いる以外は、最終的に使われるまでのプロセスがとても複雑で大変です。それが「高度」といわれる理由でもありますが、途中のロスが多く、大気汚染や放射性廃棄物などのゴミ処理も大きな問題です。
一方、太陽熱エネルギーは、何かを温めることしかできない代わりにエネルギーの変換ロスが非常に少なく、巨大な装置に頼らなくても、私たちのすぐ頭の上の屋根の上に、広く、うすく、まんべんなく降り注いでいます。 私たちが住宅において必要とする温度はそれほど高くありません。エネルギーの大半を占める暖房と給湯のうち、冬の室温は20℃程度に保たれればよく、お風呂のお湯は40℃と少しあれば満たされます。 それらは、太陽の熱でも多くをまかなうことが出来ます。 太陽熱の利用はまだまだほんのわずかですが、太陽や風といった自然の力を活かせば、出来ることはたくさんありそうです。 事務局より電気は、電気にしか出来ない仕事がたくさんある、貴重なエネルギーです。だからこそ、家庭で使う低レベルな熱エネルギーに、高度な電気エネルギーを使うのはもったいない話です。 電気は電気にしかできない方法に、高温の熱は高温が必要な調理に、低温の熱はお風呂や暖房に用いるというように、「適材適所に無駄なく使いきる方法」が、これから必要とされる理想的なエネルギーの使い方ではないでしょうか。 会員のみなさんの声エネルギーに関連してお送りいただいたみなさんのデータ、レポートを集めてみました。上記の内容とあわせてご覧ください。 わが家のエネルギー「わが家のエネルギー」のコーナーでは、ひまわり会の会員のみなさんが、ご自宅のエネルギー使用量をご紹介くださっています。各家庭のエネルギー使用量とともに、NEDOや環境省が公開しているエネルギーについてのデータも参考資料として掲載していますので、ぜひご覧ください。 現在進行形より太陽光発電を併用したOMソーラーの家にお住まいの吉田さんが、現在進行形のレポートの中で入居1〜2年目のエネルギー使用量についてご報告くださっています。電力自給率のグラフとあわせ、主な電化製品のリストやご家族の生活パターンも掲載しています。 |
|||||
| ページトップ↑ |